2012年07月04日

北海道ツーリング2004 その13

山劇トラベルシリーズ
中標津三昧な日々

◯ 中標津の中を行ったり来たり
 斜里から野付半島は、国道でほぼ1本道である。斜里を出てから国道244号線に入ると、途端に深い森の山中になる。斜里と言えば熊。ひょっとしたら出るんちゃうか?
 森を抜けるとそこは標津平野。(正しかったっけ?) ぱぁーっと開けた道を走り続けると、国道は海にぶつかり、そこを右へと走って暫くすると野付半島入口に到着する。ここはトドワラが有名らしい・・・・見たことないが。
 地図を眺めると、この道は両側海の間際を走るように見えるが、実は案外展望しない。単調な道をだぁーっと走ると、いきなり道が途切れて終了となった。その先は徒歩で行かなくてはならない。しかし今後の予定を考慮して体力の温存に努めることにした。
 そういえば野付半島を往復する帰りに、昨晩一緒だったアメリカン乗りのあんちゃんとすれ違ったけど、あやつ。。。。。。。。。。。

気がついてないじゃん!

 次は・・・・どこへ行こうか? 知床はもういいし、釧路方面へは行きたくないし。ここで目がついたのが「和多平」。要するに、開陽台パート2である。最近巷で赤丸人気急上昇らしい。
 さて、その和多平へ行くには、再び標津平野を横断しなくてはならない。このまま行くと3たび中標津や開陽台へ行ってしまいそうなので、ここはあえて若干南寄りの道を選択する事で中標津を避ける事にする。ここより先、まじにあてずっぽうで走ったので、途中の道をトレスすることができない。
 あえて車が居ないほうの道を、あえて舗装路よりも未舗装路を。そしてできれば直線を。そういった方針を基にして、一体何処に到達するのかわからない道を、ひたすら西の方角へ走り続けたのだった。この間、地図を全く見ていない。道というものは本来何処かに続いているわけで、その定理でもって、気がつけば国道243号線の、・・・・・何処かに出ていた。そして更にディープな探求の数々を試みた結果、いつの間にか多和平に着いていた。

何とかなるものである

 多和平を攻略して後、方角的に弟子屈から北か西かと2者選択を迫られた後熟慮した結果、屈斜路湖を目指すことに決定した。つまり単純に温泉に入りたかっただけ。屈斜路湖といえば温泉。それも20年前に来た和琴温泉は今どうなってるのか? それも見てみたかった。

 

◯ 熱湯チャレンジで勝利す!
 弟子屈から一昨日宿泊した摩周湖ユースの近くを通って屈斜路湖へ進路をとり、標識に従って無難に到着。和琴温泉の駐車場に着いたが、昔の面影はない。いや、むしろ、覚えてないほうが正しい。
 こんなだっけなーっと思いつつキャンプ場横の温泉に入つるもりで「池」に向かうと、若いアンちゃん達3人が帰ろうとしているところだった。
 聞くと、温泉が熱すぎて入ることができなくて諦めたらしい。オッケ、アンちゃん達が挫折したというので、ここはひとつ、やせ我慢チャンピオンになってやろうと、入ってやる宣言をし、真っ昼間に服を脱ぎ捨てて、足を浸けると。。。

シャレにならないほど熱い・・・・マジか

 先日やせ我慢して入った熊の湯とは比較にならないくらい熱い。足を湯につけただけで早くも後悔している。しかし、入ってやると大見得切った手前中止することはできない。約3人のギャラリーいるし。
 再び気合いを入れ直し、一気にどぼんと入って首まで浸かること10数秒。そこで我慢の限界になった(笑 あんちゃんたちの拍手を受けながら平気な顔をしてそそくさと着替えたのだった。

勝利である。

 熱湯チャレンジした体を休める為、半島へ散歩に出かけた。目的は、半島の中にある温泉である。さっきの「池」温泉は、今でこそ若干の垣根が出来ているものの、基本的にフルオープン。つまり外から丸見え。しかし半島の中の温泉はちゃんと小屋があるし、少しは安全なのである。
 ブックによると、この温泉もまた高温を売りにする温泉とある。歩きながら少し不安になった。しかしながら実際は少し熱めには違いないけど、ほぼ適温な温泉だったので安心した。次は、屈斜路湖全景が見えるという美幌峠を目指そうと思う。

◯ 今回の軌跡:
斜里→野付半島→中標津とか標茶とか別海とか→屈斜路湖→和琴半島

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野付半島先端部。
道道の端っこで、ここから先は車両立ち入り禁止の札が立っている。

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トドワラ
もっと近くにあるものだと思っていたら案外遠くにあった。

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中標津の周辺のどこか。
所々にこんな防風林が、それこそ延々と連なっている。

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木陰でたたずむ牛さん達。
牛もやっぱり熱いのか、林の影で休んでいる。
興味深々な牛が寄ってくる。

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中標津周辺のどこかの未舗装路。
周辺にはこんな直線未舗装路が縦横にある。新しい道を見つけては飛び込んでいった。
快適さにふとメータを見ると、100キロオーバー。うそっ(汗

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途中どこかの交差点(こんなんばかりだ 笑)
たまにメイン道路らしき地点に出くわすので、方角だけを確認する。

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牧場の中へ御邪魔しました。牧草ロールがいい感じ。
地面が固いので、思い切って中へ入らせていただきました。すまんっす。

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こんな風景が延々と、それこそ地平線まで続いている。
天気がいいので最高な気分。

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多和平展望台。
展望度はやはり元祖開陽台の方が上だが、地平線度はなかなかのもの。人が居ないのがもっといい。

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これが展望。
マイナー度100なこの和多平が現在人気急上昇中だという。売店の牛乳がうめぇぇぇぇ。

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屈斜路湖「池の湯」
以前に比べて格段に整備されていた。前は文字通りただの池だった。

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屈斜路湖
昔も今も変わらないたたずまいの屈斜路湖。クッシーはどうなった?

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同じく屈斜路湖の半島の中にある小屋が温泉。
更衣室もあるので、「池」が気になる方はこちらへ。

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半島の内部の森。
よく観察すると、エゾリスがあちこちで動き回っているのが見える。

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斜里から野付半島、そして和田平、そして屈斜路湖へ。
中標津あたりでは本能が導くまま走ったのでトレース不可能。ルンルン気分で和琴半島へ。

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ラベル:山劇
posted by サンタ at 01:50| Comment(0) | 山劇トラベル | 更新情報をチェックする
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