2012年06月29日

北海道ツーリング2004 その7

山劇トラベルシリーズ
目標達成。リベンジ北海道!

◯ 物語はようやく北海道内2日目である
 翌朝、柔らかな光で目を覚ますと、そこは快適な布団の中だった。フェリーターミナルの固い長イスでもなく、揺れるフェリーの寝台でもない。ここのユースでは素泊まりだけなので、そそくさと支度をし、精算を済ませてから荷物をバイクの荷台にしっかり固定して、さぁ、出発だ。次の目標地は、

ずばり「霧多布」!

 前回この地に来た時は、全面的に霧にやられた。特に厚岸から先が濃霧で景色が全く見えなかった。今回はそのリベンジにのみ来たと言い切っても差し支え無い。釧路から国道を離れ、海岸線の道を選択する。道道142号線である。道は狭いけど、快適だよーーー。でも、周囲は森で案外展望がきかないんだわ。単調といえば単調。道道はいったん国道44号線に合流し、厚岸についた。
 そーいえばまだ朝食を食べていないんだった。厚岸は「牡蛎」は有名なんで、どこか店が空いてないか探してみたものの、こんな朝早くというのか、、、どこも店が開いていないし、市場は誰もいないし。とにかく人気が全く無いのでは仕方がないので、惜しくもそのまま通過。厚岸からは再び道道123号線で霧多布を目指すことにした。

 前回、厚岸大橋を渡ったところから先がめちゃんこな濃霧で、先が見えないし霧で濡れるからカッパを脱ぐことができないしと、散々だった記憶がある。途中、あやめケ原に寄ってみる。ここも前回寄ったところで、濃霧が幸いしていい感じなロケーションだった。この辺りは崖の高台になっていて、高度をを下げていくと、いよいよ霧多布湿原である。

いい景色じゃん

 雄大で素敵な風景がそこにあった。前回、この景色を見ることが出来なかったんだ。。。めちゃんこくやしい。快晴をキープしつつ霧多布岬に進入し、かつて宿泊したキャンプ場を横目に岬の先を目指す。
 ここって、こうなってたんだ先ほどからそうなんだけど、ここで霧が無く晴れた風景を見るのは初めてだった。何処を見てもアホらしいくらいに新鮮に見えるのである。思えば、おいらの北海道ツーリングの原点は、まさにこの地点に或る。というのも、この岬から先に見える「ケンボッキ島」というのはかつて、大昔だが畑正憲先生ことムツゴロウが一家を挙げて移り住んだ無人島なのである。自分が中学生の頃にその本を読んで、地図でその島の位置を確認し、いつかこの島を見に行こう。それが北海道ツーリングの本当の動機である。単純でしょ。
 それが前回ここに来た際は濃霧のため何も見れなかったんだよ。それが悔しくて悔しくて。今回はその時の思いを晴らすために、再びこの地へ舞い戻ってきたということなのさ。さて、懐かしの霧多布岬を思い残し無いくらい充分に堪能して、岬を後にした。次なる目標地は「ムツゴロウ動物王国跡」である。前回はこの動物王国周辺が全部ダートだったし、霧で先が見えないし、そもそもルートから外れているしで寄らなかった。その頃はまだ確かにここに王国が存在していた筈。
 道道142号線を海岸線沿いに走ると、いきなり標識が現れた。まだ新しいそうじゃん。その標識からダート道に逸れて中の道を走ると、、、あった!雑誌の写真でよく見た柵がそこにあった。既に誰もいない状態で、看板も表記も何も無いけれど、確かにここだ。一通りその周囲を探索してから、王国を後にした。
 再び道道142号線に戻り、次は・・・この先の根室にでも行ってみようかな。ここも前回は強烈な霧だったなぁ・・・・・しみじみ

◯ 本日の軌跡:
釧路ユース→厚岸→あやめが原→霧多布湿原→懐かしい霧多布岬→むつごろう動物王国跡

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出発前にユース看板前でパチリ。
このユースは釧路駅前に最も近く、市場に行くには最も便利。

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あやめが原入り口。
残念ながらあやめの時期ではないので花は咲いていないが、緑豊かな岬である。

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感じのいい林。
光の加減が最高に具合が良く。素晴らしい色で撮影できた。

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あやめが原の先にある展望台から海を望む。
ここがいかに絶壁の上かということがわかる。

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霧多布の近くには牧場がいっぱい。
人なつっこい牛や馬が出迎えてくれます。

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キターーーーーーー。これが霧多布湿原。
前回は霧で全く見えなかったもんね。リベンジ達成の瞬間(笑

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霧多布岬への入り口。
ここから先は徒歩で行かなくてはいけない。

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岬の先端部。
霧笛の横を抜けて更に先に進と、本当の先端部になっている。

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反対のキャンプ場側を望む。
先に僅かに見えるのがケンボッキ島である。

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以前はこの岬の本当の先まで行くことが出来た。
今では観光客が増えたのか、整備されてしまっているようだ。

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断崖の岩には海鳥が巣を作っている。

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きりたっぷ岬キャンプ場。テントは無料。
昔ここで宿泊したとき、バンガローは新設されたばかりで真新しく、しかも1棟400円だった。

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道道にはこんな標識が建っていた。
これからどーすんだろうねぇ

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今ではひっそりとしている動物王国の入口前。
向かって右側にはお土産売り場があった。

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霧多布リベンジ達成!
進路はそのまま釧路方面へ。

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ラベル:山劇
posted by サンタ at 22:48| Comment(0) | 山劇トラベル | 更新情報をチェックする
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