2012年06月29日

北海道ツーリング2004 その4

山劇トラベルシリーズ
ところで苫小牧東港ってどこ?

◯ 周囲が明るくなったのは良いのだが
 やがて朝になった。朝というものは毎日必ずやって来る。果たしてどれくらい寝ることが出来たのか、疲れは取れたのか。眠い目を擦りながら出発の準備を始めた。ロビーにはまだ多くの人が寝ているみたい。よっこらしょっと荷物を担ぎ玄関から外に出ると、実は外はまだ薄暗いのです。気温は・・・・んー、若干やや肌寒いかなー? さて、、、、ここで最初の問題が発生。

ここって何処よ?

 昨晩苫小牧に到着した事は間違いない。しかし苫小牧から上陸するのは今回初めてだし、ましてやここは「東」港?
 手元のツーリングマップを見ても、発行が古いせいか東港が掲載されてないし。到着してすぐ出発しなかった理由はここにあったのさ。朝日の光に照らされたターミナルの周辺には・・・・

何も無いじゃん!。

 広~~~~~~~~い平原の中にぽつんとフェリーターミナルがあるって感じ? 街の照明どころか、建物の姿すら全く見えないんだよ。困った・・・・・
 現在地の場所は勿論のこと、道がわかんないので一旦建物の中に戻ると、目の前に案内地図があった。じっくり見ると、この東港っていうのは従来の「苫小牧港」から随分東へ離れてるんだね。全然別の場所だわ。なるほど~~~~~。
 現在地と道が判明したので改めて今回の北海道ツーリングスタート! 何~にも無い草原の中の道をひたすら走る走る走る走るーーー。

さて、今日は何処へ行こうか?(笑

 実は行き先を具体的に何も決めていない。とりあえず今回行きたいところは、ある。それは昔ツーリングの際に霧の為全く景色が見えなかった、霧多布湿原。そして釧路周辺。さらに納沙布岬。この辺りを攻略できたらと思っている。今回のテーマは「目指せ道東。リベンジ霧多布」ということだ。幸いにして目的地は全て道東に固まっているので、ひとまず進路は東へ。
 ところで、先程まで乗っていたフェリーの中である情報を聞いた。どうやら丁度ワールドラリー選手権が帯広周辺にて開催されているらしい。場所で言うと然別湖辺りになるのかな? そうなるとギャラリーが多いのではないか?・・・それと林道の通行止めとか。なので今回は帯広北部方面はオールパス。問題の帯広を通り越して、1日で何処まで行けるか・・・これで今日の宿を決めよう。今まではテントを持参してキャンプツーリングだったんだけど、既に9月でしょ。かつて9月の北海道ツーリングの際に凍え死ぬ思いをしたことを踏まえ、今回はあっさりとビンボー旅行御用達のテント生活を放棄。適宜に「ライダーハウス」「ユース」「民宿」でやり過ごそうと決めていた。勿論事前宿泊情報なんて、何にも知らん。一箇所たりとも宿の予約を入れていない。知らなくても何とかなるって~。多分。

◯ いよいよ出発します
 出発とほぼ同時に日が昇り、周辺がぱっと明るくなってきた。今の空は快晴そのものだけど・・・・・風が強いかなぁ。まだ台風の影響があるみたい。とりあえず目指すは襟裳岬。牧場や草原を横目に国道235号線をひたすら走り続けるのだが、襟裳は結構遠い。いくら走りつづけても地図上ちっとも進まないという北海道大法則の洗礼を受け、それでもひた走ると、何やら周辺がやたら霧っぽくなってきた。ここまで来れば、実は襟裳岬まであと一歩なのである。
 ところが、その霧はどんどん深くなっていき、しかも一旦霧がシールドに付着すると、とれない? 何だか霧が塩っぽいのである。もしかして、襟裳岬の波しぶきが風で飛ばされて来たのか? 拭いても拭いてもすぐシールドが役に立たなくなるので、ここはあっさり襟裳岬を諦めて、襟裳岬ショートカットコースを取ることにした。地図を見ると、襟裳岬を通らないで山を乗り越えて直接帯広平野に出る道である。
 持ってきた地図ではまだ開通していない峠越えの道だが、道路標識があるところを見ると、どうやら峠の向こう側へ通じているようだ。様似まで行ったけど、そこから道をちょいと引き返し、日高山脈を乗り越えて豊似まで出る国道236号線。鬱陶しい塩っぽい霧は消えたが、今度は何だか曇ってきた。。。
 雨が降らなければよいが。

◯ 本日の軌跡:
苫小牧東港フェリーターミナル→国道235号線経由→様似→塩っぽい霧に負けて引き返す→国道236号線にて日高山脈越えを狙う

kosiga.jpg

出発直前。空はまだ暗く、明々と月が出ている。
後ろは乗ってきた新日本海フェリーの大型フェリー。
こんなでかいフェリーがめちゃ揺れたのである。

kosiga.jpg

やっと日の出になった。天気は快晴みたいだが風が強いのがたまにきず。
広大な牧場の横を通過。

kosiga.jpg

ここまでで走っている車とは全く遭遇しない。
走っている時間が早朝だというのは言いッこ無しということで。

map4

苫小牧東港から北海道上陸後、
周囲が見えるまで明るくなってから出発するが、様似でまさかの引き返し。

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ラベル:山劇
posted by サンタ at 17:15| Comment(0) | 山劇トラベル | 更新情報をチェックする
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